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進行しても気づきにくい!?歯周病の原因と対策について2024.05.07

「歯周病になると歯が勝手に抜け落ちる」と聞いたことはありませんか? 歯周病は歯の周囲の組織に感染がおこる病気で、放置するといずれ歯が抜け落ちてしまったり、抜歯が必要になります。しかし、虫歯にくらべて目立つ自覚症状が少なく、発見が遅れるケースも珍しくありません。 こちらのページでは、歯周病の原因や対策について分かりやすくまとめました。歯周病と診断された方はもちろん歯周病を予防したい方もぜひご参考ください。

歯だけを磨いていたら防げない!?歯周病の原因は?

 

歯周病の原因は、歯の根元の磨き残しです。歯垢や歯石は菌の塊であり、歯ぐきに触れることで炎症や出血を引き起こします。歯の頭をいくら時間をかけて磨いても、根元に磨き残しがあれば歯周病を防ぐことはできないので注意しましょう。

歯ぐきのなかにある歯石は歯周病を急激に悪化させる

歯石が歯と歯ぐきの境目にある歯肉溝に入り込んでしまうと、そのなかで細菌が増殖して炎症や出血がおこり、歯肉溝がどんどん深くなります。3mm以上深くなった歯肉溝は病的な問題があるとして歯周ポケットと呼ばれるようになります。
歯石は歯ブラシの毛先の力では落とすことができないので、定期的に歯科医院で除去しなくてはいけません。歯周病は、悪化すると菌の影響が歯ぐきだけでなく歯根膜や歯槽骨にまで広がって、いずれ歯のグラつきがみられるようになります。最悪の場合、自然と抜けてしまうか、抜歯をして対処する必要があります。

歯周病の早期発見と予防対策

歯周病は軽度を表す「歯肉炎」と、中度から重度を表す「歯周炎」の2つに分けられます。歯周病という言葉は歯肉炎と歯周炎の総称であり、俗にいう「歯槽膿漏」は重度の歯周炎を表します。
軽度の歯肉炎であれば丁寧なお手入れに加えて数回の歯石除去で改善が可能ですが、中度から重度の歯周炎は、進行具合によって治療の難易度に差があります。丁寧なお手入れと歯石除去を繰り返しても改善が見られない場合は、深い部分についている歯石を専用の器具を使って除去したり、手術が必要になったりするのでできるだけ早めの治療を心がけましょう。それでも改善がみられない場合は抜歯で対応しなくてはいけません。
歯周病を発症または悪化させないポイントは以下のとおりです。

定期検診を受ける

定期検診では、歯周ポケットの深さや歯の動揺度、出血の有無などを調べて、歯周病の進行具合を確かめることができます。歯周ポケットは基本的に3mmまでは問題がなく、4mm以上になると歯周病と診断されます。
歯周病は虫歯とちがって進行しても強い痛みを感じにくく、歯がグラつくようになってはじめて歯周病の可能性に気づく方も多い病気です。自覚症状があまりない疾患だからこそ、プロによる定期的なチェックが欠かせません。

根元を意識して磨く

磨き残しがみられるのは歯の頭よりも根元のほうが圧倒的に多く、歯ブラシの毛先に血がついてしまう場合は普段から汚れが残っている可能性が高めです。歯の頭をいくら丁寧に磨いても、根元に歯垢や歯石があると歯周病はどんどん進行するので注意しましょう。歯の根元を磨くと歯ブラシの毛先が歯ぐきにあたるため、その感覚を覚えて丁寧に磨くことが大切です。

フロスや歯間ブラシを使用する

歯と歯の間のすき間に汚れが残っていても、歯周病は進行します。歯並びによっては歯ブラシの毛先が歯と歯の間に届きにくいことがあるため、1日1回はフロスや歯間ブラシを使ってすき間の汚れをしっかり取り除きましょう。

ナイトガードを使用する

歯周病は、歯ぎしりや食いしばりなどで歯に必要以上の強い力がかかり、発症や悪化する場合もあります。就寝中におこる歯ぎしりはとくに強い力がかかりやすいため注意が必要です。専用のマウスピース型の装置「ナイトガード」を使用することで、上下の歯の接触をなくして歯ぎしりや食いしばりによる歯周病の発症・悪化を防ぐことができます。

歯周病治療法と対策

当院では歯周病治療として、以下の2つに力をいれています。虫歯や口臭予防にも効果的ですので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。

プラークコントロール

お口トラブルを防ぐには、いかに磨き残しを減らせるかが重要です。歯並びによって適切なお手入れ方法は異なるため、まずは自分のお口に関心をもち、歯科医院でブラッシング指導を受けるようにしましょう。歯ブラシはもちろん歯間ブラシやフロスといった補助用具の使い方もマスターできます。

歯周基本治療

口腔内環境を整えるには、問題を定期的にリセットする必要があります。歯石は歯周病を悪化させる大きな原因ですが、歯ブラシの毛先の力では除去できないため、歯科医院で定期的に専用の器具や機械を使って丁寧に取り除かなくてはいけません。市販の歯石を除去する道具は、歯石の取り残しや歯ぐきを傷つける恐れがあり、取り扱いには十分な注意が必要です。歯周病を最短で治すためにも、プロによる治療や処置をお受けください。

まとめ

歯周病は、根元の磨き残しが原因でおこる病気です。虫歯とちがって進行しても強い痛みを感じにくく、気づいたときには治療が難しい状態になっているケースも少なくありません。目立った自覚症状がない病気だからこそ、プロによる定期的なチェックが必要不可欠です。 当院では、磨き残しを減らすプラークコントロールと歯周基本治療で、歯周病の発生や悪化リスクを最小限におさえます。歯周病で歯を失いたくないという方は、ぜひ一度ご相談ください。

東 寿子

監修者|銀座4丁目東デンタルオフィス 院長
臨床歯周病学会認定医 2007年 3月4日 登録番号194号

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