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口腔ケアはなぜ必要?口腔ケアの重要性と正しいケア方法について解説2023.10.12
目次
1.口腔ケアの重要性と必要性について

1-1.口臭がきつくなる
磨き残しがあると虫歯や歯周病につながり、その結果口臭も強くなります。病的口臭の9割はお口トラブルが原因で、根本的な問題を解決しなければ消すことはできません。 いくら治療を行ってもお手入れレベルが低いと、虫歯や歯周病が再発し、口臭もまた強くなります。1-2.歯並びや噛み合わせが崩れる
虫歯によって乳歯を早期喪失すると、永久歯がズレて生えることがあります。永久歯の場合は、歯がない部位を放置することで隣接する歯が倒れてきて、結果的に全体の歯並びやかみ合わせが崩れる恐れがあり、どちらも注意が必要です。かみ合わせが崩れると、口周りの筋肉の負担が偏り、つながりのある首や肩にこりや痛みといった症状が現れやすくなります。さらにつながりのある背中や腰に負担が広がり、全身の姿勢が悪くなるケースも少なくありません。1-3.噛めなくなり食事の楽しみを失う
歯科治療は、手や足などの擦り傷が治るのとは違い、人工物で修復して機能を回復させます。治療を繰り返せばそれだけ天然歯の厚みが失われて、ヒビや破折といったトラブルがおこりやすくなることから、疾患の再発にも気をつけなくてはいけません。 歯を失った後の入れ歯やブリッジ、インプラント治療なども、怠るとどんどん噛めなくなり、いずれ食事の楽しみを失うことになるため注意しましょう。1-4.全身疾患や妊娠トラブルを引き起こす
菌が血流にのって全身にまわると、全身疾患や妊娠トラブルを引き起こします。命にかかわる可能性もあるため、発症する前の予防がとても大切です。 虫歯より歯周病のほうがリスクは高めですが、進行しても痛みを感じにくいことから予防には定期検診が欠かせません。2.正しい口腔ケア方法でトラブルを予防しよう

2-1.お口にあった歯ブラシを使用する
歯並びや歯周病の有無によって適切な歯ブラシのタイプや毛先の硬さ、磨き方は異なります。毛先が汚れに当たっていなければ、いくら時間をかけて磨いてもきれいにはなりません。磨く時間ではなく毛先の当たる位置を意識して、歯の形を確認しながら磨くようにしましょう。 歯ブラシの毛先の硬さは、歯ぐきが酷く腫れているケースを除いて「ふつう」が最適です。ヘッドの大きさはコンパクトなものをお選びください。2-2.フロスや歯間ブラシを使用する
デンタルフロスや歯間ブラシといった補助用具は、歯ブラシの毛先が届かない場所の汚れを落とす役割があります。歯ブラシだけでは全体の6割程度しか汚れを除去できないため、お口トラブルを防ぐには不十分です。補助用具を合わせて使って除去率をアップしましょう。 歯間ブラシは人によって適切なサイズが異なります。サイズを間違えると、汚れが残ったり、歯ぐきを傷つけたりする恐れもあるため、購入前に歯科医院で確認しましょう。 基本的に補助用具は歯ブラシのあとに使用することをおすすめしています。使用後はうがいをして、汚れを洗い流してください。2-3.出血を怖がらない
歯ぐきに炎症があると、歯磨きやフロス、歯間ブラシを使用したときに出血がおこる傾向にあります。痛みを感じて出血がおこった場合は、磨く力や補助用具の使い方に問題がある可能性が高いため、一度歯科医院で確認しましょう。 出血はお手入れがしっかりできていない部位の印で、久しぶりに汚れが取れた証拠でもあります。痛みを感じない場合は、怖がらずに出血がおこったときと同じお手入れを続けてください。2-4.歯磨きの癖を改善する
歯磨きは毎日行うものですが、気づかないうちに磨き癖がつく場合があります。出血がおこった部位は何日間も毛先があたっていない可能性が高く、磨き癖を改善することで全体をきれいに磨けるようになります。 磨き癖を改善するには、歯科医院でのブラッシング指導が有効です。フロスや歯間ブラシといった補助用具の使い方も丁寧にお伝えしていますので、ぜひお受けください。3.丁寧な口腔ケアでお口と全身の健康を守ろう
