NEWS新着情報

虫歯の治療後に歯が痛い!考えられる原因と適切な対処法について2023.08.09

「虫歯の治療をしたのに、何で痛むの?」とお悩みではありませんか?
なかには治療が失敗したのでは?と不安に感じる方もいるかもしれません。
治療後に痛みが発生するケースは実は珍しいことではなく、虫歯の大きさや歯の状態によって痛みの強さに差がうまれます。感じ方も人それぞれであるため、つらいと感じたら我慢せずに適切な対処を心がけましょう。
こちらのページでは、虫歯の治療後に歯が痛む原因や適切な対処法についてご紹介しています。現在痛みに悩んでいる方はもちろん、治療の予定がある方もぜひご参考ください。

治療したのに歯が痛むのはなぜ?考えられる3つの原因

「治療が失敗した?」と不安に感じる方も多いと思いますが、歯科では治療が成功していても痛みを感じることがあります。痛みがでたからといって治療が失敗したというわけではありませんので、その点はご安心ください。
治療後の痛みが発生した場合に考えられる原因は、以下の3つです。

神経の近くまで歯を削った

虫歯が大きいと削る量が多くなり、麻酔が切れたあとに痛みがでやすくなります。歯髄(神経が入っている組織)を刺激から保護するための処置を行ったとしても、100%痛みがでないとは限りません。冷たい物や熱い物が歯に触れると痛みが強くなるのが特徴です。
生活に支障をきたすほどの強い痛みを感じたり、何もしなくても痛みが続いたりする場合は、神経を取る治療をご提案することもあります。

神経をとる治療で神経が一部残ってしまった

根管治療には、歯の生きている神経を取る「抜髄根管治療」と、過去に抜髄根管治療を行って組織の感染が再度みられた場合に行う「感染根管治療」の2種類があります。治療後に痛みをともなうのは抜髄根管治療のほうが多く、神経が歯の内部に一部残ってしまうことが原因です。
根管内は木の根っこのように複雑に入り組んでおり、器具が届かない部位も多く存在することから、かならず1回の治療で痛みをなくせるとは限りません。薬液を使って徐々に神経を機能停止にする必要があります。

銀歯を入れた

金属は熱の伝導性が高いため、ほかの素材よりも外部の刺激を感じやすい傾向にあります。神経の近くまで歯を削った場合は、銀歯以外のものを選ぶほうが痛みを感じにくいでしょう。しかし、素材によっては強度をだすために銀歯よりも削る量が増える場合もあります。歯科医師とじっくり話し合って決めるようにしてください。

治療から何日間痛みが続いたら歯医者に行くべき?

痛みの感じ方には個人差があるため、何日後という決まりはありません。
日常生活に支障がでたり、痛み止めを飲んでもおさまらないような強い痛みがある場合は、できるだけ早めにご連絡・ご来院をお願いします。

痛みがでたときの対処方法について

対処方法は、ご自宅でできるものと歯科医院で行うものに分けられます。
治療した日の夜や翌日はご自宅でできるものをお試しになって、痛みが落ち着かない場合は歯科医院へご相談ください。

痛み止めを飲む

歯科医院で処方されたものだけでなく、市販の痛み止めでも問題はありません。服用してから約20〜30分で効き始めて、効果の継続時間は4〜6時間である場合がほとんどです。
飲みすぎると胃腸障害を起こす可能性があるため、続けて服用する場合は最低でも4時間は間隔をあけてください。

血行がよくなることを避ける

血行がよくなると、痛みが強くなる可能性があります。長風呂や飲酒、激しい運動などを控えて、安静にお過ごしください。

歯科医院でしみ止めを塗ってもらう

冷たいものがしみて痛い場合は、しみ止めが有効です。1回の処置で痛みがピタッとすぐに止まるわけでは無く、繰り返し塗る必要があります。
市販のものは効果が得られにくい商品が多いため、歯科医院での塗布をおすすめします。

歯の神経を取る

歯の神経がある場合の対処法です。
我慢できないほどの強い痛みが続いたり、痛み止めが効かなかったりする場合は、神経を取ることも視野に入れる必要があります。歯の神経を取ると痛みを感じなくなりますが、歯の寿命が短くなるリスクがあるため、あくまで最終手段として行いましょう。
重度の知覚過敏で歯ブラシの毛先が歯の表面にあてられない場合は、周囲の歯を守るために神経の処置をおすすめすることがあります。

虫歯の治療後に歯が痛い方は早めにご相談を

神経の近くまで歯を削ったり、銀歯を入れたりすると、外の刺激が歯髄に届きやすくなり、痛みを感じることがあります。歯の神経を取ったばかりであれば、神経の一部が内部に残っている可能性もあるため、痛み止めを飲んで安静に過ごすようにしましょう。
強い痛みが続く場合や、痛み止めが効かない場合は、ご自宅でできる方法では対処が難しくなりますので、歯科医院へご相談ください。患者様の心身の負担を減らすためにも、早めのご連絡をお待ちしております。

東 寿子

監修者|銀座4丁目東デンタルオフィス 院長
臨床歯周病学会認定医 2007年 3月4日 登録番号194号

東 寿子のプロフィールはこちら>